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こんなお悩みはありませんか?

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肉離れは筋肉の急な収縮や、運動不足の状態からスポーツを行ったり、運動動作を行った時などに起こる場合や、ウォーミングアップなどを十分に行わず運動を始めた時などに、筋肉に急激な収縮が加わった際、筋肉が断裂したものを指します。以下の様な症状がある場合、肉離れの可能性が高く考えられます。

いきなり「ブチッ」という音や「バチッ」という音が鳴った
強い痛みや腫れが強い
膨らみや陥凹がある
関節などの動きの可動域がとても低くなる
出血があり、損傷部位が青紫や黒ずみのようになっている
力がまったく入らなくなる

肉離れで知っておくべきこと

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肉離れは筋繊維が切れたり、裂けたりしたケガのことを言います。筋肉が伸びた(弛緩した)状態から強く収縮した際に発生しやすくなります。

・短距離走のダッシュ
・バスケットのジャンプ
・サッカーでのフェイント(急な方向転換)
・段差の踏み外し
・転倒を防ぐための強い踏ん張り

など、このような場合に多く見られます。

同じ筋収縮でも「筋疲労の蓄積による強い緊張」がある場合は、筋繊維が損傷しやすくなります。また、水分不足やウォーミングアップ不足、冷えなどから筋肉の柔軟性が低下している場合も、筋肉に負担がかかり、肉離れを起こしやすくなると考えられます。

肉離れを起こした直後は、歩行を控え、直ちに冷やすことが大切です。水に濡れたタオルでよいので、すぐにアイシングを行いましょう。ただし、冷やしすぎないことが大事です。アイシングには内出血の拡大を防ぐ効果が期待できますが、冷やしすぎると筋肉が固くなり、回復に必要な血行が悪化してしまうことがあります。

症状の現れ方は?

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肉離れは筋肉が収縮された状態の時に、伸ばされるような力が加わった時に発生し、主にスポーツなどの運動中に起こります。例えば急に走り出したり、急停止したり、ジャンプするなどの急激な動作を行った際に肉離れが発生することがあります。

肉離れが発生した際、患部に痛みが生じ、歩くことさえ難しくなることもあります。また、患部が窪んだり、皮膚が変色している場合もあります。皮膚が変色している場合、皮膚の中で出血している可能性が高いため、早急な応急処置が必要になることがあります。

これらが肉離れの主な症状です。

その他の原因は?

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肉離れの症状の原因は、筋肉の強い収縮力が加わるとともに、筋肉が伸張しようとする力が重なった状態で発生しやすいと考えられています。具体的な例を挙げると、ジャンプ動作やダッシュを行った際など、急激な動作中に発生することが多いです。

そのような原因には、普段から運動を行っていない方が急激に激しい運動をしたときや、運動前のウォーミングアップを怠ったことが影響しています。また、普段から筋肉の疲れが蓄積していたり、水分不足で筋肉の柔軟性が失われていることも影響します。

年齢による筋肉の柔軟性の低下も原因の一つと考えられ、さまざまな要因によって発生することがあります。

肉離れを放置するとどうなる?

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肉離れには、筋肉のごく僅かな小さな線維が断裂している程度から、筋肉が大きく断裂している重症のものまであります。

もし筋肉の損傷が軽度であれば、1週間もすれば回復するかもしれません。しかし、受傷した時の症状だけでは損傷の大きさを判断することはできません。受傷直後は痛みがあまり感じられなくても、時間の経過とともに血腫が形成され、腫れや痛みが強くなり、関節の動きが制限される場合が少なくありません。

そこで、肉離れを起こした場合、軽症と思っても応急処置の原則であるRICE処置を行い、血腫や腫脹を最小限に抑えることが大切です。無理をすれば、さらに損傷が大きくなることがあります。

肉離れは、後遺症が残りやすいスポーツ障害の一つです。施術を受けずに放置しておくと、血腫や瘢痕組織が形成され、しこりやつっぱり感などの違和感が残りやすいため、適切なケアを受けることが重要です。日常生活にも支障が出るため、完治するまでしっかり施術に取り組むことが大切です。

当院の施術方法について

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肉離れは筋膜や筋繊維が断裂している状態のため、重度の場合は整骨院や接骨院での施術ではなく、病院にかかることを推奨します。軽度〜中程度であれば、整骨院でも施術が可能です。

当院では、そのような肉離れの症状に対して、直後であればアイシングや電気療法などで対応いたします。その後、痛みが落ち着いてきた段階で温熱療法やテーピングを用いた固定療法を行います。

症状が軽減次第、当院で行う施術メニューとしては、「足の極み」により足首やふくらはぎを緩めていきます。こういった施術により、今後同じような症状を起こさないための再発防止に役立てることが可能です。

改善していく上でのポイント

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筋肉が硬直し柔軟性を失った状態で運動を始めると、急な動きに耐えきれず、肉離れになりやすくなります。運動前にいつもより体を動かしづらいと感じたら、普段よりもしっかりウォーミングアップを行い、筋肉を温めてコリをほぐしておきましょう。そして、準備運動が十分でないと肉離れの発生や再発が懸念されるので、入念な準備運動が症状の軽減においても必須となります。

痛みが激しい時には電気施術も痛みの軽減が期待できます。急性期にはマイクロカレントもとても効果が期待できると思われます。

そして大事なのが、発症直後のRICE処置です。R(患部の安静)、I(患部の冷却)、C(患部の圧迫)、E(患部の挙上)が基本となり、腫れを最小限に抑えた後に動きを回復させるようなリハビリテーションを行うのが効果が期待できます。