足関節捻挫
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足関節部に腫れや痛みがある。
足関節部に痛みがある為、荷重を加えることができない。
足関節を捻った数日後に、皮下出血班が見られる。
足関節部を押すと痛みが増す。
爪先立ちの姿勢をすると足関節の痛みが増す。
上記のような症状が見られる場合、足関節捻挫をしている可能性があります。
格闘技やバスケットボールなどコンタクトスポーツを行う方などに発生することが多く受傷直後は痛みにより立つことができなくなることがあり、しばらくすると歩行ができるようになることがあります。 -
足関節捻挫に対する当院の考え
当院の足関節捻挫についての考えとしては、放っておかずに適切な対応をするべきだということです。
まず足関節捻挫を受傷後に行うべき対応としてはRICE(R:安静 I:冷却 C:圧迫 E:挙上)処置を行うことです。
これらの対応を行ったら放っておかずに病院又は、整骨院に行き足関節を固定をしてあげる必要があります。
足関節捻挫をした場合、固定していたとしても、患側の荷重には注意して行動し、就寝時には踵を床につけないように下腿部に枕等入れてあげるなと対応が必要です。
また、受傷後に約1週間程度は患部を温めない為にお風呂の入浴を避けるなど注意することもあります。 -
足関節捻挫を放っておくとどうなるのか
足関節捻挫を放っておくと、足関節部の倦怠感や不安定感が残ることや不整地での起立時や歩行時に痛みを感じるなど症状を残してしまう可能性があります。不安定感を残してしまうと日常生活で捻挫を繰り返したり、外傷性関節症となることがあります。
また、患側の足関節部の痛みをかばおうと健側の足に負担をかけながら行動するようになります。そのため、大腿部や下腿部の筋肉にも負担がかかるので、筋肉の動きが悪くなり動きが悪くなることで股関節や骨盤の動きも悪くなり腰にと負担がかかります。
これにより、腰痛が出てしまう可能性もあります。
このように、足に負担がかかることで身体の至る所に負担が加わってしまう可能性があるため、足関節捻挫をただの捻挫だからと甘く見ずにしっかり適切な対応をするべきだと考えます。 -
足関節捻挫の改善方法
足関節捻挫の改善方法としては、まずは患部を安静にすることが大切です。
足関節捻挫の受傷直後にはテーピングなどで固定をしてから氷嚢などでアイシングをしましょう。
そして、急性症状が落ち着いたら、温熱療法を行います。
固定している時から、下腿部など負担がかかってしまっている筋肉の指圧を行い筋肉を緩めてあげたり、足の指を動かしてあげる運動は早いうちから行ってあげる必要もあります。
足関節を固定しているからと言って、足の指を動かさないことで関節の拘縮をしてしまう可能性もあるのでしっかり足の指の運動はやりましょう。
そして、足関節部の固定除去後からは関節拘縮の改善と筋力増強訓練をしてあげましょう。 -
足関節捻挫の改善に効果的な当院の施術メニューは?
足関節捻挫の改善に効果的なメニューとしては、筋膜ストレッチやテーピングがおすすめです。
筋膜ストレッチを受けることで、他動的に大腿部や下腿部の筋肉を伸ばしてあげることで、使いすぎなどで固まってしまっている筋肉と筋肉にくっついている筋膜という膜を剥がしてあげることで、筋肉の硬さを改善してあげる施術となっております。
テーピングをすることで、足関節の安定や固定することができ、足関節捻挫の再発防止などを行うことができます。 -
その施術を受けるとどう楽になるのか
筋膜ストレッチなど足周りに効果のある施術を受けていただくことで、足関節捻挫をしたことで患部をかばおうとしている下腿部や大腿部の筋肉に対してアプローチすることができます。そのことで、足にかかっている筋肉の負担を減らしてあげることができ日常生活を施術する前よりもより良い状態にしてあげることができます。
また、足関節周りの筋肉の緩めてあげることで足の可動域を増やすことができ、再発防止の対策にもなります -
改善するための治療頻度はどのくらいか
改善に必要な施術頻度としては、足関節捻挫の状態にもよりますが、受傷直後から1週間は最低でも2日に1回はテーピングの交換等があるためご来院していただきたいです。
また、足首の痛みがなくなったからと言って施術を受けるのをやめるのではなく、その後足関節捻挫を繰り返さないためにも、足周りの筋肉の硬さをとってあげる必要があるため、最低1週間に1回はご来院できるといいです。