皆さん、こんにちは。
八王子北口整骨院です。
本日は、八王子北口整骨院にいらっしゃる患者様にも多い腰痛と、
姿勢についてのお話を5つに分けてしたいと思います。
―本日の項目―
①腰痛と姿勢の関係について
②恐ろしい!腰痛の成れの果て
③今からできる!腰痛に効くトレーニング
①腰痛と姿勢の関係について
「腰痛」とは疾患(病気)の名前ではなく、腰部を主とした痛みやはりなどの
不快感といった症状の総称です。一般に座骨神経痛(ざこつしんけいつう)を
代表とする下肢(脚)の痛みやしびれを伴う場合も含みます。
腰痛は誰もが経験しうる痛みです。
【厚生労働省 腰痛Ⅱより抜粋】
上記に定義されている通り、腰痛というのは誰にでも起こりうる
ものであります。
主な原因としては大きく分けて三つあると定義されております。
1:動作要因(腰を過度に捻る、深く曲げる、長時間の同一姿勢など)
2:環境要因(腰部の振動・転倒など)
3:個人的要因(椎間板ヘルニアや骨粗鬆症、精神的な緊張など)
当院ではこの中で、1番の同一姿勢が要因となり辛くなっている方が多く来院されます。
その中でも非常に多いのがデスクワークの方です。デスクワークをしている方の多くは
6時間以上座りっぱなしで、1の動作要因に繋がっています。
また長時間の同一姿勢が多い方は、痛みの原因に気づいていない方が多く、
辛い症状をそのままにしてしまう傾向があります。
当院では、腰痛の患者様をみる際には≪お仕事の内容≫≪痛みの動作の有無≫
≪通常時の姿勢の状態≫の3つに分けてみることが多いです。
治療を続けていくにつれて3番の個人的要因(ストレスなど)も明らかになる
患者様が多く、複合して症状を作り上げているケースがほとんどになっております。
②恐ろしい!腰痛の成れの果て
さて腰痛と姿勢の関係の話を①の項目で書きましたが、厚生労働省では
腰痛が出た際の坐骨神経について
・A特異性腰痛
・B非特異性腰痛
の上記二つに分類しております。
Aは原因が特定できるもの、Bは原因が特定できないものに分けられます。
整骨院でも特に多いのが、Bの非特異性腰痛であり、これは仕事中の腰痛なども
含まれるものです。腰痛の85%を占めており、ぎっくり腰も医療機関では
厳密に断定することができないため、Bの非特異性腰痛に含まれます。
一般的には腰痛=Bの非特異性腰痛を指しますが、その多くは悪姿勢が続くことで
姿勢を支える筋肉に負担がかかり、全体的に硬さが出ることによるものだと
考えております。
Aの特異性腰痛は原因が特定できるもので、腰痛症の15%を占めるとされています。
一見すると原因が特定できるため怖くないのでは? と思われるかもしれません。
ですが、まれに重篤な疾患であることもあり、注意が必要です。
下記のものが特異性腰痛として挙げられます。
・椎間板ヘルニア 4~5%
・脊柱管狭窄症 4~5%
・圧迫骨折 4%
・感染性脊椎炎や癌の脊椎転移 1%
・大動脈瘤、尿路結石などの内臓疾患 1%未満
この内、整骨院にいらっしゃる患者様で最も多いのが、椎間板ヘルニアです。
最近ではデスクワークの際の悪姿勢が原因によって発生することが知られており、
整形外科などで診断を受けられる方も多いかと思います。
しかし中には整形外科でも原因が特定できなかった非特異性腰痛を我慢し続けた結果、
特異性腰痛の腰椎ヘルニアに発展してしまったケースもあります。
【特に下記の症状が出ている場合は、腰椎椎間板ヘルニア又は腰部脊柱管狭窄症が
疑われ、医療機関の診察が必要な場合があります。
ア 尿(便が)が出づらい、出ない。
イ 足の力が入りづらい。
(片足立ちがしづらい、踵あるいはつま先立ちでスムー ズに歩けない)
また、感染性脊椎炎(化膿性脊椎炎・結核性脊椎炎)または癌の転移等の脊椎の 腫瘍、
および解離性大動脈瘤等による特異的腰痛に伴う症状は、以下のとおりです。
ア 安静にしていても痛い(横になっていても痛みが楽にならない。
イ 熱がある(特に夕方、微熱でも注意を要します。)。
ウ 体調がすぐれない(冷や汗、動悸(どうき)、倦怠感(けんたいかん)など)。
エ 最近理由も無く体重が減ってきた。
オ 癌や結核を患ったことがある、または、コントロールされていない糖尿病
あるいは高血圧がある。
カ 鎮痛薬を1ヵ月近く使用しているにもかかわらず腰痛が良くならない。】
-厚生労働省腰痛対策第2章P.59~60より抜粋-
もし、今腰痛で悩まれている方で上記の症状にお心当たりがあれば、我慢せず、
一度詳しい検査を受けることをお勧めいたします。
③今からできる!腰痛に効くトレーニング
さて、ここからは原因がわからない腰痛を抱える人へのトレーニング法を
お伝え致します。
基本的には
⑴ 大腿前面のストレッチ運動(20~30秒)
↳代表的なものでは椅子や机の端をつかみ、膝を曲げて片足立ちになり、
曲げた方の前面の筋肉を伸ばす。
↳また、片足をベッドや椅子に立ち膝で立ち、背筋を伸ばした状態で前方へ倒す。
⑵ 下腿後面のストレッチ運動(20~30秒)
↳机の端を両手で把持し、伸ばす方の足を後ろに、反対の方を前で膝を曲げ、
背筋を伸ばした状態で膝を曲げる。
⑶ 上半身のストレッチ運動(20~30秒)
↳机の端を両手で把持し、上半身を背中が曲げないように腰から90度前に倒す。
この時、下肢は曲げない。
上記3つのトレーニングは、家に居ながらにして、すぐに行えます。
また、朝起きた時や夜お風呂に入った後でも効果はありますが、もしお仕事で
腰を使うことが多いようなら、仕事の3~4時間前に行うと更に効果的です。
これは統計でもぎっくり腰の起こるケースは仕事を始めてから3~4時間後と出ており、
それに合わせて行うことでぎっくり腰の予防にもつながります。
―最後に―
現在腰痛で悩まれている方は当院でも非常に多く見られ、まさに現代病です。
別に腰痛だからと恥ずかしがることはございません!
(学生の方に多いのですが、じじばば臭いと思って隠す人が多いです。)
お悩みのことがあれば、当院ではLINE@やインターネット、電話でも
ご相談いただけますので、一人で悩まないようにしてください。
八王子北口整骨院
東京都八王子市中町8-7
TEL 042-649-8760