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こんなお悩みはありませんか?

外反母趾イメージ

●先天性のもの

遺伝
→外反母趾そのものが遺伝するのではなく、靴に影響を受けやすい足の形や骨格、指の関節の靭帯の柔らかさなどの体質が遺伝すると考えられています。そのため、母親や祖母が外反母趾の方は、自身も外反母趾になる体質である可能性があります。
足の形
→足の指の中で親指が一番長い足の形の方は靴で圧迫されやすく、外反母趾になることがあります。
関節の緩み
→生まれつき関節が緩い方は変形しやすいため、外反母趾のリスクが高くなってしまいます。

●後天性のもの

内的要因
運動不足や加齢による筋力低下、肥満による負担の増大などによって足のアーチが弱くなる「扁平足」になってしまうと、足の裏のバランスが崩れてしまい外反母趾を引き起こす傾向があります。また、関節リウマチなどの病気の合併症として起こることもあります。
外的要因
外反母趾の最大の要因は普段履いている靴だと考えられています。先の尖った靴やハイヒールなどを日常的に履くことで親指に負担が集中してしまい、外反母趾を引き起こすことがあります。特に高いヒールは負担が大きく、4cmで約1.5倍、9cmで約3倍、ヒールのない靴よりも負担がかかると言われています。

外反母趾で知っておくべきこと

外反母趾イメージ2

外反母趾について知っておくべきことは、まず外反母趾には先天性と後天性があるということです。

<先天性の場合>
もともと関節が緩いため、母趾が第2趾の方向に曲がりやすくなっています。
<後天性の場合>
ヒールなど細い靴や横幅が狭い靴を履くことで、外反母趾になりやすくなります。

外反母趾になったとしても、初期段階であればテーピングなどで痛みを軽減することが期待できます。

母趾の付け根に痛みがある、または第2趾の方向に向いていると感じた場合、早い段階で施術を受けることで軽減が期待できますので、少しでも気になり始めたら早めに診断を受けることをおすすめします。

症状の現れ方は?

外反母趾は、足の親指が小指側に「く」の字に曲がってしまうもので、特に合わない靴を履いていると発生しやすい症状です。特にヒールを履くことが多い女性に多く見られ、親指の付け根が腫れることがあります。

一般的な症状として、痛みや腫れがあり、それが原因で歩行が困難になることもあります。さらに、親指に通う神経が損傷されることにより、痺れが出る場合もあります。

これらの症状が進行すると、親指が人差し指や中指の下に入り込むことがあり、関節が外れそうな状態になってしまいます。そうなると、より強い痛みが伴う可能性があります。

その他の原因は?

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外反母趾の原因には、主に2つの種類があり、先天的なものと後天的なものがあります。

<先天的な原因>
先天的な原因は、遺伝的な要素が関わっており、生まれつき関節が不安定な状態のため、関節が緩みやすく、外反母趾が起こりやすくなります。

<後天的な原因>
後天的な原因は、さらに内因的なものと外因的なものに分けられます。
・外因的な原因としては、ハイヒールをよく履く方や、足先の細い靴を日常的に履いている方が、足先に負荷がかかりやすくなり、外反母趾を引き起こしやすくなります。
・内因的な原因としては、関節リウマチや糖尿病などの病気が外反母趾を引き起こす可能性があります。

外反母趾を放置するとどうなる?

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外反母趾は、なり始めの段階で施術を開始すると、保存療法(主に徒手施術や運動療法)によって日常生活に支障をきたさないように生活することが可能です。痛みや違和感を軽減し、快適に過ごせるようにすることも期待できます。しかし、何も対処せずに放置すると、変形が進行し、外科的な手術が必要になることが多くなります。

また、関節リウマチとの早期見極めが重要です。特に朝の強張りなどの症状に注意しながら、経過を観察することが大切です。

長期間放置すると、足関節への負荷が大きくなり、転倒しやすくなることや、第1趾(親指)の動きに制限が出て、日常生活に支障をきたすことがあります。

当院の施術方法について

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外反母趾を根本的に治すには、手術によってボルトなどで固定する方法が必要となる場合がありますが、整骨院(当院)で行う施術方法としては、テーピングと運動療法の指導が主になります。

【テーピング】
テーピングでは、母趾を正しい位置に固定し、その状態で生活していただくことで、身体に正しい位置を覚えさせることを目指します。1回の施術では軽減が期待できないこともありますが、テーピングは長期間使用すると緩んだり、皮膚がかぶれたりすることがあるため、頻繁な交換や皮膚を休ませる時間が必要な場合もあります。

【運動療法】
運動療法は毎日のトレーニングが欠かせません。正しい位置に戻すためには、筋肉の正しい使い方を知ることが大切です。

日常生活の中にテーピングやトレーニングを取り入れることで、軽減が期待できます。

改善していく上でのポイント

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外反母趾を軽減するために、まず日常的に気をつけるべきことは、先の細い靴やかかとの高い靴を履かないことです。また、足の筋力低下を防ぐために、簡単な体操を行うことも効果が期待できます。

歩く際にも、母趾を使わずに外側に体重をかける歩き方は、別の怪我につながる可能性があるので注意が必要です。重要なのは、母趾を使わないことではなく、どのように正しく使っていくかですので、意識して歩きましょう。

日常生活でも正しい歩き方や姿勢を意識することで、効果が期待できることも多く、家でも簡単にできる体操があります。そのため、リハビリだけでなく、日頃から体のケアに気をつけて生活することが大切です。

また、人によって足の形は異なるため、自分の足の形を理解し、どのようにすれば母趾に負担をかけずに済むかをしっかり把握することも大事です。